【競馬】真夏の祭典・札幌記念。特注馬は本格化したディサイファ (2ページ目)

 一方、ラキシスは、宝塚記念では伸びを欠いて8着に沈みました。それでも、昨秋のエリザベス女王杯(2014年11月16日/京都・芝2200m)で、オークス馬のヌーヴォレコルト(牝4歳)を差し切った決め手、今春の大阪杯でキズナ(牡5歳)やスピルバーグ(牡6歳)ら牡馬一線級を一蹴した勝負強さは、間違いなく一級品。牝馬ですが、ここでは格上と言える存在でしょう。

 また今回、北海道シリーズへの参戦は初めてですが、阪神コースでの実績からして、札幌の洋芝も合うはず。加えて、名手C・ルメール騎手が再び鞍上を務めます。それが何より心強く、上位争いが期待できます。

 ラストインパクトも気になる存在です。小倉を主戦場としている川田将雅騎手が、札幌まで乗りに来ること自体、注目に値します。

札幌記念で重賞3勝目を狙うディサイファ。札幌記念で重賞3勝目を狙うディサイファ。 さて、このレースの「ヒモ穴馬」には、ダービーフィズと同じ小島太厩舎の管理馬、ディサイファ(牡6歳)を取り上げたいと思います。

 同馬は昨年、5歳になって初めて、エプソムC(2014年6月15日/東京・芝1800m)で重賞制覇を成し遂げましたが、まだまだ馬が若く、成長の余地を多分に残している感じでした。実際にその後、昨秋は古馬の王道を歩んで経験を積んで、年明け2戦目の中日新聞杯(3月14日/中京・芝2000m)で重賞2勝目を飾りました。

 この辺りから、さらにひと皮むけた雰囲気を漂わせるようになりましたね。前走のエプソムC(6月14日)では、内から先手を取った2頭が1、2着に入って、外枠スタートのディサイファは、終始外を回されるロスもあって3着にとどまりましたが、その馬場のバイアスを考えればよく走っていると思います。

 今回は、実績のある洋芝で、距離もベストの2000m。そして、鞍上が四位洋文騎手というのが、なんと言っても魅力です。というのも、四位騎手はできうる限り同馬に騎乗。相当なお気に入りだと思うからです。今週は、追い切りにも跨(またが)っていましたし、なおのこと勝負気配がうかがえます。

 6歳の夏となりますが、ディサイファもここに来て本格化してきた印象があります。ここでどんな競馬をしてくれるのか、四位騎手も楽しみにしているのではないでしょうか。僕も本当に楽しみです。

ディサイファの他にもいるぞ衝撃穴馬!
大西直宏が払戻300万円を狙う札幌記念【穴の1点馬券】を教えます!!

プロフィール

  • 大西直宏

    大西直宏 (おおにし・なおひろ)

    1961年9月14日生まれ。東京都出身。1980年に騎手デビュー。1997年にはサニーブライアンで皐月賞と日本ダービーの二冠を達成した。2006年、騎手生活に幕を閉じ、現在は馬券を買う立場から「元騎手」として競馬を見て創造するターフ・メディア・クリエイターとして活躍中。育成牧場『N.Oレーシングステーブル』の代表も務め、クラシック好走馬を送り出した。

2 / 2

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る