【競馬】3歳馬の頂点は? ダービーを読み解く「牡馬ランキング」 (5ページ目)

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 5位は、青葉賞を制したレーヴミストラルが初のランクイン。同じように青葉賞を勝ってダービー(2009年)に挑んだ半兄のアプレザンレーヴは、本番で5着だった。兄以上の結果を残すのか、注目される。

木南氏
「高速決着、フルゲート(18頭)割れだった皐月賞が終わった瞬間から、今年のダービーの狙いは『別路線から……』と思っていました。中でも、注目はレーヴミストラル。時計自体は平凡なものでしたが、青葉賞を勝って3連勝。一気に素質開花ということならば、良血だけに期待が膨らみます」

 また、惜しくもランク入りを逃したが、青葉賞でレーヴミストラルの2着だったタンタアレグリア(牡3歳/父ゼンノロブロイ)にも「新勢力」としての期待が集まっている。

吉田氏
「青葉賞では2着でしたが、直線で盛り返して、力負けを感じさせない内容でした。(ダービー出走の)権利をとるために早めに動く形になってしまいましたが、本来は脚を溜(た)めれば溜めるほど、切れそうなタイプ。折り合い面に不安はなく、どんな競馬にも対応できそう。混戦に強く、最後の直線で叩き合いに持ち込めれば、あッと言わせる場面を作ってもおかしくありません」

 全国の競馬ファンが注目する頂上決戦。本命ドゥラメンテがまたも驚異的な強さを見せるのか、それとも意外な伏兵馬の逆転があるのか。5月31日のゲートインが待ち遠しい。

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