【競馬】オークスまであと10日。3歳牝馬「最終ランキング」 (5ページ目)

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 5位は、アンドリエッテ(牝3歳/父ディープインパクト)。桜花賞ではスローペースに泣いた(6着)が、前哨戦のチューリップ賞(2着。3月7日/阪神・芝1600m)で見せた豪脚は強烈だった。その末脚全開をオークスで期待してか、吉田氏と木南氏が2位にランク付けして高評価を与えている。

吉田氏
「小柄なディープインパクト産駒ですが、体を大きく見せる良質なバネを誇っています。折り合いに心配はなく、距離延長も歓迎。他馬を気にせず、いいポジションで流れに乗れれば、チャンスは十分にあります」

 こうしてみると、今回の順位は獲得ポイント数に違いはあるものの、前回とまったく同じ結果に終わった。その理由について、市丸氏が次のように分析する。

「オークス・トライアルのフローラS、スイートピーSを見て、そこからオークスに向かう面々の中には、既成勢力を脅かすほどの馬は存在しなかった――識者の誰もがそう判断した結果でしょう。これでオークスは、桜花賞組+忘れな草賞を勝ったミッキークイーンでの争い、という図式であることがはっきりしたのではないでしょうか」

 激戦の3歳牝馬の頂上決戦。桜花賞で下位に沈んだ馬たちの逆襲があるのか。それとも桜花賞の上位組が再び強さを見せつけるのか。ちょうど10日後、運命のゲートが開く。

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