【競馬】オークスまであと10日。3歳牝馬「最終ランキング」 (2ページ目)

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   1位は、ルージュバック(牝3歳/父マンハッタンカフェ)。断然の1番人気で臨んだ桜花賞(4月12日/阪神・芝1600m)では、まったく力を発揮できずに馬群に沈んだ(9着)。しかし、桜花賞の前までは無傷の3連勝。強力牡馬を打ち破ってきたことへの評価は依然として高く、前回(4月23日配信「一強から混戦へ。オークスを占う『3歳牝馬ランキング』」)と同じく、トップの座を守った。

吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「桜花賞は、大事に乗り過ぎてレースの流れに乗れなかったこと、そして馬体重が減っていたことが敗因か。あと、マンハッタンカフェ産駒は、軽い芝のほうが好走例が多く、良とはいえ、やや荒れた馬場の阪神コースは合わなかった可能性があります。その点、今度は高速馬場の東京コースが舞台。さらに2400mと距離が延びて、より持ち味を発揮できると思います。一度負けたことで、厩舎やジョッキーが、思い切った仕上げ、乗り方ができるのもプラス材料。ポテンシャルの高さは明らかで、巻き返しに期待しています」

市丸博司氏(パソコン競馬ライター)
「揉(も)まれない少頭数の競馬で3連勝を飾ったルージュバック。18頭立ての多頭数で行なわれた桜花賞では、馬群が固まるレースの後方で揉まれてしまいました。そうした経験のないルージュバックにとっては、最悪の競馬を強いられてしまいましたね。オークスでは、広い府中(東京競馬場)でうまく先行して、能力をフルに発揮できれば、自ずと結果はついてくると思います」

木南友輔氏(日刊スポーツ)
「どの馬にとっても未知の距離となる、2400m戦で行なわれるオークス。鞍上がルージュバックの力を信じて乗れるかどうかが、勝敗を左右する最大のポイントになるのではないでしょうか」

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