【競馬】NHKマイルCは、人気の盲点ミュゼスルタンを狙え! (2ページ目)

 手綱をとるのは、アヴニールマルシェ(牡3歳)。まだ1勝馬ですが、東京スポーツ杯2歳S(2着。2014年11月24日/東京・芝1800m)では、皐月賞1番人気(6着)のサトノクラウン(牡3歳)と互角のレースを披露。前走の共同通信杯(2月15日/東京・芝1800m)でも、休み明けで5着に敗れたものの、皐月賞馬ドゥラメンテ(牡3歳)や、同2着のリアルスティール(牡3歳)に迫る走りを見せました。

 収得賞金が足りないとみて、皐月賞を回避して今回のNHKマイルCに回ってきましたが、アクションの大きな馬ですから、トリッキーな中山・芝2000mよりは、ゆったり走れる東京マイル戦のほうがいいでしょう。この馬もまた、北村騎手を背にしてどんな競馬を見せてくれるのか、注目したい一頭です。

 この他、3戦3勝のアルビアーノ(牝3歳)をはじめ、前哨戦のニュージーランドT(4月11日/中山・芝1600m)を制したヤマカツエース(牡3歳)など、有力馬を挙げればきりがありません。まさしく稀(まれ)に見る激戦となった今年のNHKマイルCですが、そんな中で人気の盲点になりそうな馬が一頭、存在しています。ミュゼスルタン(牡3歳)です。この馬を、今回の「ヒモ穴馬」に取り上げたいと思います。

NHKマイルCで一発を狙うミュゼスルタンNHKマイルCで一発を狙うミュゼスルタン 昨夏、デビュー戦を快勝したミュゼスルタンは、続く新潟2歳S(2014年8月31日/新潟・芝1600m)も、前述のアヴニールマルシェの追撃を抑えて勝利。2戦目で重賞制覇を成し遂げました。勝ちタイムも圧巻でした。1分33秒4と、2歳馬のレコードを記録したのです。この日は、全般的に速い時計が出ていましたが、2歳夏の時点でこのタイムで走れるのは、スピード能力がある証拠です。

 その激走のためか、その後は骨折して休養してしまいましたが、前走スプリングS(3月22日/中山・芝1800m)では、復帰初戦ながら7着とまずまずのレースを見せました。馬の状態や様子を見ながら走っていたことを考えれば、十分に合格点をあげられる競馬だったと思います。レース前には、かなりイレ込んでいましたしね。今度は実績のある左回りのマイル戦。間違いなく変わってくるはずです。

 鞍上は、柴田善臣騎手。東京のマイル戦は、昨年の安田記念(2014年6月8日)をジャスタウェイで快勝し、今年もクイーンC(2月14日)でキャットコイン(牝3歳)を勝利に導いているように、比較的得意な舞台だと思います。

 さらに、聞けば、柴田騎手はこの中間、毎週ミュゼスルタンの追い切りに跨(またが)っていたそうです。NHKマイルCでも、人馬一体となったレースが見られそうですね。どんな結果を出してくれるのか、期待が膨らみます。

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