【競馬】ダービーまで1カ月。「3歳牡馬ランキング」 (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 4位は、2頭。皐月賞4着のブライトエンブレム(牡3歳/父ネオユニヴァース)と、同3着のキタサンブラックが同ポイントで並んでランクインした。

市丸氏

「ダービーでは、ハイペースになればブライトエンブレムに、スローペースになればキタサンブラックに、好走のチャンスが訪れるのではないでしょうか」

本誌競馬班
「ブライトエンブレムは、札幌2歳S(1着。2014年9月6日/札幌・芝1800m)をはじめ、弥生賞(2着)、皐月賞(4着)と、ハイレベルな戦いの中で常に上位争いを演じてきました。その堅実さは評価すべきだと思います。また、キタサンブラックの先行力と粘りは相当なもの。ダービーでも、有力馬が後方でけん制し合うようなら、チャンスがあるかもしれません」

 今回は、上記5頭が抜けた評価となり、6位以下は割れた。識者それぞれがダービーでの穴馬候補を選出。吉田氏は、「皐月賞は回避しましたが、ポテンシャルの高さは上位陣にヒケをとりません」と、弥生賞1番人気で7着に敗れたシャイニングレイ(牡3歳/父ディープインパクト)の復活を期待する。

 また、木南氏は5月2日に行なわれるトライアル、青葉賞(東京・芝2400m)でのダービー出走権獲りを目指す、レッドライジェル(牡3歳/父ディープインパクト)を推す。

「この馬の上昇度が、とにかくすごいんです。出走権を獲得できれば、ダービーでも狙える存在です。2走前に続いて大外一気を決めた前走・山吹賞(4月4日/中山・芝2200m)の走りは本物。まずは、青葉賞での走りに注目です」(木南)

 皐月賞で勢力図が大きく動いた牡馬クラシック戦線。このまま上位磐石で進むのか、はたまた新たな“刺客”が登場するのか。雌雄を決する大舞台まで、あと1カ月である。

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る