【競馬】皐月賞、過去の伏兵馬と類似する「4頭の穴馬」 (4ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Nikkan sports

 要するに、重賞を勝つだけの力を持っていて、なおかつ先行馬有利の流れになれば、たとえ前走で振るわなかったとしても、チャンスがある、ということだ。そういう意味では、前走の弥生賞(7着)では敗れたものの、GIIホープフルS(2014年12月28日/中山・芝2000m)を完勝したシャイニングレイ(牡3歳/父ディープインパクト)が、タイプ的には最も望みがあった。しかし同馬は、この中間に一頓挫あって、残念ながら皐月賞出走は回避となってしまった。

 代わって浮上するのは、クラリティスカイ(牡3歳/父クロフネ)と、ベルラップ(牡3歳/父ハーツクライ)だ。いずれも弥生賞で惨敗し(クラリティスカイ=6着、ベルラップ=9着)、今回は人気が下がるだろうが、ともに重賞勝ち馬であることを忘れてはいけない。クラリティスカイは新設重賞のいちょうS(2014年10月11日/東京・芝1600m)を、ベルラップはGIII京都2歳S(2014年11月29日/京都・芝2000m)を勝って、底力があるのは実証済み。スムーズに先行すれば、一発の可能性は十分にある。

 おまけに、クラリティスカイにいたっては、朝日杯FS(2014年12月21日/阪神・芝1600m)で3着と好走。この点は、キャプテントゥーレの臨戦過程と極めて似ている。いちょうSのような先行策をとったうえで、すべてがかみ合えば、キャプテントゥーレと同様に、思わぬ“幸運”が待っているかもしれない。

 桜花賞でも波乱の火付け役になったのは、逃げ、先行馬だった。皐月賞でも同様のことは起こりうる。「競馬に絶対はない」という言葉を改めて痛感させられた今こそ、“穴馬”で勝負してみるのも一興ではないだろうか。

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