【競馬】桜花賞、「3強」に割って入る馬はいるか (3ページ目)

 もう一頭の無敗馬キャットコイン(牝3歳)を含め、今年の桜花賞はそれら無敗馬の直接対決に注目が集まりますが、「ヒモ穴馬」には、コンテッサトゥーレ(牝3歳)を取り上げたいと思います。

桜花賞での巻き返しが期待されるコンテッサトゥーレ。桜花賞での巻き返しが期待されるコンテッサトゥーレ。 デビューから1400m戦を2連勝しながら、マイル戦となる前走のチューリップ賞(3月7日/阪神・芝1600m)で6着と大敗。そのため、「マイルはちょっと長いのかな?」という評価を受けて、意外に人気を落としているみたいですね。

 しかし、デビュー戦(1着。2014年11月24日/京都・芝1400m)の内容、2戦目の紅梅S(1月18日/京都・芝1400m)の勝ち方からすれば、マイル戦でも十分に通用すると思います。なにしろ、紅梅Sではスタートで致命的とも言える後手を踏みながら、外回りの長い直線を豪快に追い込んできました。また、道中では馬込みを追走。キャリア2戦目でそれだけの競馬ができるというのは、ポテンシャルが高い証拠です。

 鞍上は、デビュー戦で手綱をとったルメール騎手。聞くところによると、かなり早い段階で今回の鞍上も決まっていたようです。おそらく、デビュー戦でその素質の高さを知って、早々に決めたのでしょう。

 枠順は最内の1番枠。出遅れると厳しいですが、逆にロスなく競馬できるところですから、勝負にこだわって博打を打つにはいい枠です。無敗馬に割って入る可能性はあると思います。

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プロフィール

  • 大西直宏

    大西直宏 (おおにし・なおひろ)

    1961年9月14日生まれ。東京都出身。1980年に騎手デビュー。1997年にはサニーブライアンで皐月賞と日本ダービーの二冠を達成した。2006年、騎手生活に幕を閉じ、現在は馬券を買う立場から「元騎手」として競馬を見て創造するターフ・メディア・クリエイターとして活躍中。育成牧場『N.Oレーシングステーブル』の代表も務め、クラシック好走馬を送り出した。

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