2015.04.07

【競馬】安藤勝己が選定「2015年3歳牝馬クラシック番付」

  • 新山藍朗●構成 text by Niiyama Airo
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

前頭1枚目:キャットコイン(牝3歳)
(父ステイゴールド/戦績:3戦3勝)

 クイーンCの覇者で3戦3勝。道中、ちゃんと折り合うことができて、レースぶりにもそつがない。実績では、最上位に挙げられる一頭。ならば当然、桜花賞でも上位争いが期待される馬なんだけど、レースがうまくてそつがない分、インパクトに欠ける。勝っても、勝っても、「強い!」という感じがしないんだよね。

 GIで勝ち負けになる馬は、たとえ負けても、どこかで「この馬はすごい」というところを見せるものだけど、この馬からはそういうモノが伝わってこない。レースは上手だから、桜花賞でも掲示板(5着以内)に載るくらいは走ると思うけど、それ以上となるとどうだろうか……。


前頭2枚目:ミッキークイーン(牝3歳)
(父ディープインパクト/戦績:3戦1勝、2着2回)

 クイーンCではキャットコインの2着だったけど、この馬のほうがレースぶりに光るモノがあったよね。特に、最後方から追い込んだ終(しま)いの脚。上がり(3ハロン)タイムも、唯一33秒台を記録。あそこまでの脚を使える馬というのは滅多にいないよ。しかも、馬体重が20kgも減っていて、決して万全な状態ではなかった。それで、あんな競馬ができるんだから、キャットコイン以上のインパクトをこの馬からは感じた。

 懸念されるのは、そのクイーンCで減った馬体重をどこまで取り戻して、どれだけいい体調を作ってこられるか。もしベストな状態でレースに臨めるならば、かなり楽しみな存在となる。実績面は劣るけど、ダークホースとして一番面白いのはこの馬だね。