【競馬】皐月賞に挑む有力馬「2015年3歳牡馬ランキング」 (3ページ目)

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   前回2位に落ちたリアルスティールは、スプリングS(2着)における「負けて強し」という内容が評価されてポイントを上げた。

木南友輔氏(日刊スポーツ)
「スプリングSはスローからの上がり勝負で、脚を余した印象。結果は2着でしたが、負けても評価を上げました。とにかく、福永祐一騎手がその素質を勝っている馬。コースを問わず、能力を発揮できる器用さは、皐月賞でも魅力です」

吉田氏
「スプリングSは取りこぼしましたが、超スローペースの中、中団から外を回って、最後は勝ったキタサンブラックにクビ差まで詰め寄りました。まさに“負けて強し”の内容。また、敗戦のショックが残らない負け方で、無敗馬のプレッシャーからも解放される分、関係者にとっては、この敗戦が逆にプラスに働くかもしれませんね」

 3位は、大きくポイントを落としたものの、2歳王者のダノンプラチナ(牡3歳/父ディープインパクト)が、何とかキープした。

木南氏

「2010年に牝馬三冠(桜花賞、オークス、秋華賞)を達成したアパパネと同じ、国枝栄厩舎&蛯名正義騎手というコンビなので、トライアルは取りこぼしそうな気がしました()。ともあれ、スプリングS3着という結果は及第点と言えるでしょう。一度使って、さらに良くなる印象を受けました」
※アパパネは、桜花賞トライアルのチューリップ賞で2着。秋華賞トライアルのローズSでは4着と、前哨戦では結果を残せなかった。

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