【競馬】弥生賞後に診断「2015年3歳牡馬ランキング」 (2ページ目)

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   1位は、弥生賞を制したサトノクラウン。アグネスタキオン(2001年の皐月賞馬)やディープインパクト(2005年の三冠馬)と同じ、3戦無敗の弥生賞馬となり、前回のランキング(2月19日配信「2015年クラシックを占う『3歳馬ランキング』」)圏外から、一気にトップに躍り出た。3カ月の休み明けながら、堂々たる"横綱相撲"のレースを見せて、識者からも「隙が見えない」と絶賛する声が挙がった。

吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「東京スポーツ杯2歳S(11月24日/東京・芝1800m)で見せたゴール前の爆発力が強烈過ぎたため、勝手に"粗削りな馬"と判断してしまいましたが、弥生賞では、小脚が使えて、スタートでスッと流れに乗れる器用さを披露。収穫の多いレースで、早めに仕掛けていっても、最後まで伸び切った内容は、文句なしですね」

木南友輔氏(日刊スポーツ)
「弥生賞の鮮やかな勝ちっぷりには驚きました。パドックの際には、前を歩くシャイニングレイをあおっているように見えましたから、あの時点で2頭の格付けが決まった、と言えます」

土屋真光氏(フリーライター)
「父マルジュの牡馬産駒で走るのは、香港のインディジェナス(1999年ジャパンカップ2着)やビバパタカ(2008年ドバイシーマクラシック2着)など、どちらかと言えば、古馬になってから活躍する馬が多く、晩成傾向。しかし、そのイメージをひっくり返すほどの完成度の高さが、サトノクラウンにはあります。それでいて、さらなる奥行きも感じます」

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