【競馬】エリザベス女王杯は「人気落ち」ヴィルシーナが狙い目 (2ページ目)

 何にしても、オークス馬にふさわしい強さを見せたレースでした。2着に敗れたとはいえ、評価を下げる必要はまったくありません。

 古馬との対戦は今回が初めてですが、札幌記念(8月24日/札幌・芝2000m)でゴールドシップ(牡5歳)ら古馬トップクラスの馬を破ったハープスターを物差しにすれば、心配には及びません。というか、ヌーヴォレコルトはハープスターと再戦するまでは、他の牝馬には負けたくないはずです。秋華賞での悔しさを、ここできっちりと晴らしてくれるのではないでしょうか。

 このヌーヴォレコルトに、秋華賞で勝ったショウナンパンドラにもマークが必要です。実際にヌーヴォレコルトを負かしているにもかかわらず、今回も人気にならないのでしょうが、この馬もハープスターに迫る存在だと思っています。

 ショウナンパンドラは、とにかく夏を越して馬が変わってきました。秋華賞では、コース取りの差が生きたとはいえ、自ら動いて勝ち切ったことは事実。ヌーヴォレコルトに目標とされながら、最後までその追撃をしのいだ実力は、見過ごせません。

 古馬陣では、実績的に見て、やはりメイショウマンボ(牝4歳)が気になりますね。気性の問題が囁かれていますが、今年に入って大きく負けているのは、牡馬との混合戦だけ。牝馬同士の戦いであれば、一躍浮上しても不思議ではありません。それに、能力さえ出し切れば、あっさりと勝ってしまうタイプ。1着か、大敗か、という結果が予想されますが、軽視できない一頭です。

休養明けでも軽視できないヴィルシーナ。休養明けでも軽視できないヴィルシーナ。 さて、今回の「ヒモ穴馬」には、宝塚記念(6月29日/阪神・芝2200m)から、ぶっつけで挑む、ヴィルシーナ(牝5歳)を取り上げたいと思います。

 3歳時には、牝馬三冠(桜花賞、オークス、秋華賞)すべてのレースで、ジェンティルドンナに次ぐ2着。春の「女王決定戦」ヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)では、昨年、今年と連覇を飾っています。加えて、前走の宝塚記念では、牡馬一線級を相手にして、3着と好走。この実績は、ここでは最上位と言えます。

 宝塚記念では、果敢にハナを切って、自分のペースで走れたことが奏功したと言えますが、同レースを制したのが、ゴールドシップだったことを思えば、その好走は一層評価できます。というのも、ゴールドシップが勝つ場合はおおよそまくりの競馬で、逃げ馬は潰されてしまうことが多いからです。そうした厳しい展開にあって、ヴィルシーナは最後まで踏ん張ったのですから、ここでは能力的にも一枚上と考えていいでしょう。

 当初出走を予定していた府中牝馬S(10月18日/東京・芝1800m)を回避。エリザベス女王杯に直行することになったことが、マイナス材料と見られているようですが、それで人気を落とすようなら、なおさら狙い目と言えるでしょう。

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