【競馬】天皇賞・秋の「刺客」は本格化したディサイファ (3ページ目)

 さて、今回の「ヒモ穴馬」には、実績では上位陣に劣るものの、本格化の気配があるディサイファ(牡5歳)を取り上げたいと思います。

 ジェンティルドンナ、フェノーメノと同じ5歳。この2頭が春のクラシックで活躍していた頃、ディサイファはまだ未勝利馬で、ダービーが終わったあとにやっと初勝利を挙げました(2012年6月10日/東京・芝2000m)。この時点では、ジェンティルドンナやフェノーメノとは大きな差がありましたが、私は「そのうち、彼らにも追いつく存在になるかもしれない」と思っていました。

着実に力をつけてきたディサイファがGI初勝利を狙う。着実に力をつけてきたディサイファがGI初勝利を狙う。 というのも、当時はまだ緩い体を持て余して、成長の余地を多分に残していましたが、非常に“味のある”内容で未勝利戦を快勝したからです。後方の内側で追走し、直線に入ってから外に持ち出すと、前の馬群を一瞬にしてとらえて、ゴール板直前で2着馬をハナ差抑えて勝ちました。

 それ以降は、惜しい競馬が続くも勝ち切れず、なかなか昇級することはできませんでした。しかし昨年、春から夏場にかけて下級条件を3連勝。秋には準オープン戦も勝ち上がって、晴れてオープン入りを果たしました。そして、迎えた今春、ついに重賞制覇まで成し遂げました(エプソムC。6月15日/東京・芝1800m)。

 休養明けの秋初戦は、毎日王冠(10月12日/東京・芝1800m)でした。自ら勝ちにいく競馬に徹して、差のない4着と好走。最後の直線で不利がなければ、勝ち負けに絡む内容だったと思います。それに、ディサイファはどちらかと言うと、開幕週のパンパンの馬場よりも、少し時計がかかったほうがいいタイプです。開催4週目となる今回の馬場のほうが合っているでしょう。

 鞍上は、四位洋文騎手。ずっと手綱をとっているように、この馬に対する期待は大きいと思います。大舞台で一発があっても不思議ではありません。

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