【競馬】調教師が絶賛するマンハッタンカフェの甥っ子 (2ページ目)
「バランスの良い馬体の持ち主で、石坂先生も『見栄えのいい馬』とかなり気に入っているようです。母マンハッタンフィズの力は、どんな父親と配合しても活躍馬を輩出していることから十分に証明されています。とにかく血統的に安定感抜群ですからね、楽しみが膨らみます」
マンハッタンキングはこれからゲート練習などに入るという。しかし、そうした初期段階にもかかわらず、「課題らしい課題も見つかっておらず、順調にデビューまで進められそうです」と、前述のトラックマンが口にする。
「石坂厩舎では兄のクレスコグランドも管理しており、この血統に対する経験も兼ね備えています。陣営としては、デビュー戦から結果を出せるタイプと見ているようですよ」
当面は、10月以降のデビューを目指して調整していくことになるというマンハッタンキング。兄のクレスコグランドやダービーフィズが2000m以上のレースで活躍しているだけに、同馬の適性も中・長距離にあると考えられる。クラシック戦線に乗ることができれば、春だけでなく、秋まで大きな期待を寄せられる存在になりそうだ。
兄姉に続く重賞制覇はもちろん、彼らが果たせなかったGI制覇まで見込まれる逸材。はたしてマンハッタンキングは、偉大なる叔父マンハッタンカフェを超える存在になれるのか、大いに注目される。
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