【競馬】ユニコーンS、「人気薄」アンズチャンが狙えるワケ (2ページ目)

 前走のオープン特別・端午S(5月4日/京都・ダート1400m)を快勝したメイショウパワーズ(牡3歳)も、気になる存在です。

 端午Sではスタートで後手を踏んで、道中は終始外目を追走。直線に入ってからも大外を回していましたが、そこから差し切り勝ちを収めました。もまれ弱い面があって、あえて馬込みを避けていたかもしれませんが、それにしても強い内容でした。能力が一枚抜けていましたね。

 今回の舞台となる東京・ダート1600m戦は、2着と好走したオープン特別のヒヤシンスS(2月22日)でも経験済み。鞍上には横山典弘騎手を配して、いやがうえにも期待が高まります。

持ち前の末脚で一発を狙うアンズチャン。持ち前の末脚で一発を狙うアンズチャン。 さて、このユニコーンSの「ヒモ穴馬」には、アンズチャン(牝3歳)を取り上げたいと思います。

 地味な存在ですが、毎回終(しま)いの脚を確実に使ってきます。その脚質が合っているのでしょう、全6戦中、東京コースの5戦(すべてダート1400m)は全部連対(1着2回、2着3回)を果たしています。

 今回は、初の1600m戦。その1ハロン(200m)延長を懸念されてか、人気になりそうもありません。しかし東京コースは、1400mにしろ、1600にしろ、スタートしてから3コーナーを迎えるまでの直線が長く、乗っている側からすれば、大きな違いを感じることはありません。行き脚がつかず、位置取りが悪くなってしまいがちなアンズチャンでも、マイナス要素になることはないでしょう。いつもどおりの競馬で、どこまで差し込んでくるのか、楽しみです。

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プロフィール

  • 大西直宏

    大西直宏 (おおにし・なおひろ)

    1961年9月14日生まれ。東京都出身。1980年に騎手デビュー。1997年にはサニーブライアンで皐月賞と日本ダービーの二冠を達成した。2006年、騎手生活に幕を閉じ、現在は馬券を買う立場から「元騎手」として競馬を見て創造するターフ・メディア・クリエイターとして活躍中。育成牧場『N.Oレーシングステーブル』の代表も務め、クラシック好走馬を送り出した。

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