【競馬】京成杯は「大器」アデイインザライフが突き抜ける!? (2ページ目)

 他で注目されるのは、昨秋の百日草特別(11月3日/東京・芝1800m)を快勝したピオネロ(牡3歳)です。というのも、百日草特別で2着に退けたウインフェニックス(牡3歳)が、東スポ杯の勝ち馬イスラボニータ(牡3歳)といちょうS(10月19日/東京・芝1800m)で接戦を演じたり、今回の京成杯で有力馬に挙げられているキングズオブザサン(牡3歳)と葉牡丹賞(11月30日/中山・芝2000m)で好戦したりしているからです。ピオネロは、そのウインフェニックスを"横綱競馬"で負かしています。その内容は、非常に高い価値があると思います。

 気性的にはちょっと難しいところがありそうで、仕掛けると一気に行ってしまいそうな感はありますが、そこは連続騎乗している蛯名正義騎手がきっちり抑えてくれるでしょう。また、ピオネロは関西馬ですが、関東の有力騎手である蛯名騎手が新馬戦からずっと乗っています。それだけ、こだわって乗りたい"何か"をこの馬に感じているのだと思います。そういう意味でも、気になる存在です。

大物感が漂うディープインパクト産駒のアデイインザライフ。大物感が漂うディープインパクト産駒のアデイインザライフ。 関西馬と言えば、ラングレー(牡3歳)からも目が離せません。

 新馬戦(10月27日/東京・芝2000m)では、東のエース格でもあるベルキャニオン(牡3歳)を破りました。前走の東スポ杯は4着でしたが、2戦目というキャリアを考えれば、善戦と言えるでしょう。間違いなく、重賞で勝ち負けできる資質を秘めています。

 それに今回は、世界ナンバー1ジョッキーと言えるクリストフ・スミヨン騎手に続く、フランスのナンバー2ジョッキー、マキシム・ギュイヨン騎手が手綱をとります。世界のトップジョッキーが、素質馬に騎乗してどんなレースを見せてくれるのか。本当に楽しみです。

 これら魅力的な有力馬がそろった京成杯の『ヒモ穴馬』ですが、こちらは日本の名手・横山典弘騎手が手綱をとる、アデイインザライフ(牡3歳)を指名したいと思います。

2 / 3

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る