【競馬】中山金杯。2014年、初笑いの「使者」はディサイファ (2ページ目)

昨年の春以降、急成長を見せているディサイファ。昨年の春以降、急成長を見せているディサイファ。 ところで、今回の「ヒモ穴馬」には、ディサイファ(牡5歳)を指名します。父ディープインパクトの良血馬で、デビュー当時から注目していました。ただ、その頃はまだ非力な馬でした。柔らかい走りをしていましたが、素質だけで走っている印象でしたね。デビュー戦(3着。2012年2月26日/中山・芝2000m)が明け3歳になってからと遅かったのも、そうした理由があったからでしょう。

 そんなディサイファが頭角を現し始め、「ひと皮むけたな」と感じたのは、昨年5月の500万下のダート戦でした(2013年5月11日/東京・ダート1600m)。惜しくも2着でしたが、今までにない力強い競馬を見せてくれました。

 続く芝のレース(2013年5月25日/東京・芝1800m)も圧巻でした。それまでの甘い競馬が嘘のような、見事な差し切り勝ちを収めたのです。以降、短期間で一気に勝ち星を積み重ねて、待望のオープン入りを果たしました。

 そして前走、初めて重賞に挑戦しました。福島競馬場で行なわれた福島記念(2013年11月17日/芝2000m)です。勢いを買われて1番人気に推されましたが、結果は4着でした。

 ジョッキーというのは、勝ちを意識すると、どうしても内で包まれるのを嫌って、外目を回りたくなります。特に直線の短いコースではなおさらです。そのため、ディサイファは終始外目を走って、直線に入るときも大外を回ってきました。そうしたコースロスが、内を回った馬との差となり、4着という結果につながったように思います。

 しかしディサイファは、どの馬よりも長くいい脚を使っていました。小回りコースに対する適性の差もあったと思いますし、この敗戦だけで評価を下げる必要はまったくないでしょう。

 鞍上は、前走と同じ四位洋文騎手です。福島競馬場でレースに乗るのは10年ぶりだったようで、そうした"不慣れ"も前走の結果には微妙に影響していたかもしれません。でも今回は、比較的乗りなれている中山競馬場です。ソツなく乗ってくれると思いますので、勝利への期待は一層膨らみます。

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