【競馬】低レベルのJC。ジェンティルドンナの対抗馬はいるか (2ページ目)

 そのJC以来、ジェンティルドンナは勝ち星から見放されています。前走の天皇賞・秋(10月27日/東京・芝2000m)も、ややテンションが高くて2着に敗れました。ただ負けたとはいえ、相当強い競馬をしていますし、今回は1回使ったことで落ち着きも出るでしょう。舞台も、過去に最高のパフォーマンスを見せている東京の芝2400m(2012年、オークス1着、JC1着)です。普段どおりの競馬ができれば、きっちり結果を出してくれると思います。

4度目のジャパンカップに挑むエイシンフラッシュ。4度目のジャパンカップに挑むエイシンフラッシュ。 鞍上は、初騎乗となるR・ムーア騎手に代わりますが、調教で跨(またが)って、馬とのコミュニケーションは十分にとれているようです。第一、ムーア騎手は、主戦場のイギリスはもちろん、フランス、イタリア、ドイツ、さらにはアメリカ、カナダ、香港、UAEなど、世界各国でGI勝利を飾っている世界のトップジョッキーです。まったく心配はいりません。

 他ではゴールドシップの走りには注目していますが、今回の「ヒモ穴馬」には、JC4度目(2010年=8着、2011年=8着、2012年=9着)の挑戦となる、エイシンフラッシュを取り上げたいと思います。

 日本ダービー(2010年5月30日/東京・芝2400m)をはじめ、昨年(10月28日)の天皇賞・秋、今年の毎日王冠(10月6日/東京・芝1800m)と、この馬が勝つときは、ある程度スローで流れて、直線で馬群が凝縮し、ヨーイドンの決め手勝負になったとき。馬込みから、まさに"フラッシュ(閃光)"のような鋭い脚を使って一瞬で突き抜けてきます。

 超一流馬がそろうJCでは、そうしたこの馬が理想とする展開にはなりにくいものです。しかし今年は、前述したとおり、出走馬全体のレベルは低く、是が非でも先手をとりたい馬も見当たりません。比較的スローに流れそうな気配があります。直線を向くまでは動かずに最後の決め手勝負といった、エイシンフラッシュにとって絶好の流れになりそうです。ダービー、天皇賞に続いてもうひとつ、ビッグタイトルを手にするチャンスがありそうですね。

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