【競馬】レパードSに挑む横山典騎手。ハイパーチャージで偉業達成なるか (2ページ目)

 一方、インカンテーションは、ジェベルムーサとはタイプが違って、キャリアを積み重ねて、それを糧として強くなってきた馬です。おそらく、走るだけのベースはもともと持っていて、レースを使って試行錯誤を繰り返していく中で成長。課題を克服しながら、着実に実力をつけていって、今の地位にいたるのだと思います。

 特にここ2戦のレースぶりは、良かったです。前々走(6月30日/中京・ダート1800m)は3着に敗れたものの、「負けて強し」の内容でした。そして、前走の古馬混合の1000万条件特別(7月13日/中京・ダート1800m)では、古馬を子供扱いにする競馬で圧勝。完全にひと皮むけた走りを見せてくれました。

 ジェベルムーサの鞍上は、田辺裕信騎手(29歳)。インカンテーションは、大野拓弥騎手(26歳)が騎乗します。ふたりとも、関東期待の20代ジョッキーです。同レースには、関東リーディング1位の内田博幸騎手をはじめ、上位トップ5のジョッキーがエントリー。さらに、関西リーディング3位の岩田康誠騎手も参戦しますが、そんな有力騎手がそろう中で、有力馬に騎乗して結果を出してこそ、騎手としてのステージをさらに一段上がることができます。秋の飛躍のためにも、田辺、大野両騎手には、いい結果を出してほしいと思います。

 さて、このレースの「ヒモ穴馬」には、ハイパーチャージ(牡3歳)を取り上げます。手綱をとるのは、ベテランらしい巧みな手腕が光る、横山典弘騎手。激しい競り合いの中では、若手騎手相手に、勝負の「極み」というものを見せてくれるジョッキーです。

 馬自身は、キャリア3戦。レースでは気性的な若さをいまだに見せており、まだまだ未完成です。にもかかわらず、前走は昇級戦となる古馬混合の500万条件(6月2日/東京・ダート1600m)をあっさりと制しました。非凡な能力の持ち主で、今後の活躍が期待できる器だと思います。

 横山騎手は初騎乗となりますが、ハイパーチャージを管理する萩原清厩舎の馬では、これまでも数多くの勝ち鞍を上げています。「勝負ジョッキー」とも言える存在で、今回の乗り替わりには、ちょっと食指が動きますね。

 また、新潟の重賞レースを勝つと、JRA全10競馬場での重賞制覇という偉業を達成することになる横山騎手。今年は新潟を拠点にして騎乗しているので、今後もチャンスはありますが、それが今回であっても不思議ではありません。とても、楽しみです。

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