【競馬】函館記念は、洋芝、小回りコースの実績馬を狙え (2ページ目)

 鞍上は、久しぶりに同馬の手綱をとる和田竜二騎手。中京競馬も開催されている中、わざわざ函館まで乗りに来るのですから、それだけの感触があるのは確か。勝負気配が漂いますね。

 また、昨春、一度はクラシック戦線に乗っていたサトノギャラント(牡4歳)も有力な一頭です。当時はバラツキがあった成績も、今年に入ってからは安定し、前走の巴賞は2着と好走。エアソミュールと似たような足跡をたどっていて、こちらも勝ち負けが期待できるのではないでしょうか。

 さて、このレースの「ヒモ穴馬」には、前述の2頭と同じく函館コースに実績があって、洋芝(札幌、函館競馬場の芝。時計がかかって、パワーが必要な馬場)との相性が抜群にいい、レインボーダリア(牝6歳)を取り上げたいと思います。

 2010年から2012年までの過去3年間、函館では6戦2勝、2着1回、3着2回。一度あった着外も4着と、すこぶる安定した成績を残しています。

 ご存知のとおり、昨秋のエリザベス女王杯(11月11日/京都・芝2200m)を制した優勝馬ですが、同レースでも雨が降って重くなった馬場でした。まさに時計がかかる馬場を得意とし、(洋芝の)北海道の地はこの馬にピッタリなのでしょう。関係者もその点を十分に考慮していて、このレースに照準を合わせて調整してきたのだと思います。

 牝馬で55.5kgという斤量は、事実上トップハンデと言えますが、GI馬ということを考えれば、恵まれたほうです。主戦の柴田善臣騎手が遠征して手綱をとりますし、12着に敗れたヴィクトリアマイル(5月12日/東京・芝1600m)からの巻き返しがあっても、不思議ではありません。

大波乱の立役者はレインボーダリアだけではない!
大西直宏も驚いた人気盲点の穴馬Jokerを今すぐ無料で教えます!!

2 / 2

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る