【競馬】七夕賞は、モンテエン。横山典弘騎手の手腕が再び唸る (2ページ目)

 柴田大騎手がデビューしたのは、1996年。翌年には初重賞制覇を成し遂げて、騎手生活のスタートは順風満帆のように見えましたが、2003年くらいから徐々に乗り鞍が減少。2年以上、勝ち星を挙げられない時期もありました。

 それでも、不遇の期間を乗り越えて、2010年から再び騎乗機会が増加。2011年に障害レースのGI中山グランドジャンプをマイネルネオスで制すると、騎乗チャンスはさらに増していきました。そして昨年、マジェスティバイオで再び中山グランドジャンプを制覇し、今年はついにマイネルホウオウでNHKマイルCを快勝。念願の平地GI制覇を達成しました。

 ジョッキーだからこそわかるのですが、低迷していたときは本当に辛かったと思います。その苦労は尋常なものではありません。しかしその苦悩を乗り越えて、柴田大騎手は再び表舞台にカムバックしてきました。その努力と忍耐は、他人にはとても推し量ることができないでしょう。それだけに、今の柴田大騎手は、多少のことでは屈しない、強い精神力を持っていると思います。

 ハンデ戦で、大混戦が予想される七夕賞。こうした熾烈な状況こそ、彼の不屈の闘志が存分に生かされるのではないでしょうか。マイネルラクリマがどんな競馬をしてくれるのか、楽しみです。

 ところで、今回の「ヒモ穴馬」には、横山典騎手が手綱をとるモンテエン(牡6歳)を取り上げたいと思います。ラジオNIKKEI賞の鮮烈な騎乗が目に焼きついて、「今週もやってくれるのでは!」という期待が大きいからです。

 モンテエンの最大の武器は、鋭い決め手です。ただ、その脚をどこで使うかがポイントになります。今回初めての騎乗ですが、この馬を走らせる騎手のイメージに、横山典騎手はピッタリと合います。同馬の最終追い切りにも跨(またが)って、感触はつかめているはずです。

 ハンデ55kgというのは、決して恵まれているとは言えませんが、56kg、57kgを背負ってレースに臨むことの多かったこの馬からすれば、軽い斤量のほうです。

 はたして、鞍上はどこで仕掛けるか。再び最内を狙うのか、より思い切った作戦をとるのか、注目です。

マイネルラクリマとなら馬連30倍!モンテエンなら馬連万馬券も十分ありえる!
大波乱の立役者となる七夕賞の穴馬Jokerを今すぐ無料で教えます!!

2 / 2

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る