【競馬】ラジオNIKKEI賞、開幕週開催で浮上するのはこの馬だ (2ページ目)

 ミエノワンダーは、2000m前後のレースを使われてきているとおり、決してマイラーというわけではありません。それでも、道中は前で競馬を運ぶことができて、しかも終(しま)いの脚がきっちり使えます。まさに、小回り向きの器用さを持っているのです。

 前走のプリンシパルS(2着。5月4日/東京・芝2000m)は、マークする相手を間違えて、その隙をついた逃げ馬に勝利をさらわれてしまった印象があります。最も強い競馬をしたのは、間違いなくこの馬でした。

 勝っていれば、ダービーに出走できたのですが、惜しくもその夢は叶いませんでした。ひと昔前まで「残念ダービー」と言われていたこのレースで、その屈辱を晴らしてほしいものです。

 一方、今回の「ヒモ穴馬」ですが、前走のNHKマイルC(6着)でも注目していた、シャイニープリンスを改めて取り上げたいと思います。

 ダートの1200m戦で初勝利を挙げて、続くダート1400m戦も快勝。そして、初の芝レースで注目していた橘S(4月20日/京都・芝1400m)も勝って、3連勝を飾りました。やや出負け気味にスタートしながら、前に行って好位を追走。直線もきっちり伸びてきたレースぶりは光っていました。負かした相手に、重賞戦線で奮闘していたティーハーフがいましたから、「NHKマイルCでも好勝負できるのではないか」と思っていました。

 そのNHKマイルCでは、結局6着でした。再び出負け気味にスタートし、若干不利もあって、無理をせずに後方待機。結果的には勝ち馬のマイネルホウオウなど上位馬と同じような位置取りだったので、展開は向いていたのかもしれませんが、シャイニープリンスは仕掛けてからの反応が悪く、加速が遅れた分、負けてしまったように見えました。鞍上がテン乗り(※主戦騎手に代わって、初めてその馬に騎乗すること)で、馬がどんな反応をするのか、手探りの競馬だったのが原因でしょう。

 今回の鞍上は、橘Sで勝利に導いた和田竜二騎手です。わりと積極的な騎乗をする和田騎手は、混戦に強いこの馬には、手の合うジョッキーだと思います。

 懸念されるのは距離延長ですが、前述しているとおり、今年はスピードを擁して、マイルくらいの距離で結果を残している馬のほうが優位と見ています。追走が楽になるのも、シャイニープリンスにとっては、プラス材料です。一発を期待したいですね。

大西直宏も納得!西の重賞CBC賞の穴馬Jokerを今すぐ無料で教えます!
昨年は7番人気スプリングサンダーを指名して3連単276倍ズバリ!!

2 / 2

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る