ポイントはアドレスにあり。三ヶ島かなが指南するダフリやトップをなくすアプローチ

  • 古屋雅章●取材・構成 text by Furuya Masaaki
  • photo by Getty Images

悩めるアマチュアゴルファーへ
人気女子プロがとっておきのアドバイス
三ヶ島かな編
レッスン3.グリーン周りの寄せ

人気女子プロが、アマチュアゴルファーが抱える問題や悩みを解消してくれる実践レッスン企画。今回のテーマは、グリーン周りの寄せ。ショートゲームに長けた三ヶ島かなプロが、44歳・男性Iさんから届いた「グリーンに近くなるほど、アプローチでダフリやトップのミスが出てしまう」という悩みを解消する――。

この記事に関連する写真を見る  ゴルフのミスは、頭が動くことが原因で起こることが多くあります。ヘッドアップがその典型例。ドライバーショットにおいては、インパクトの前に頭が目標方向に上がってしまうと、フェースが開いてスライスなどのミスにつながります。

 アプローチにおいては、ヘッドアップするとクラブの上がり際に歯の部分がボールに当たってしまい、トップになることが多いです。一方で、ヘッドをしっかりとボールの下に潜り込ませようとして頭が突っ込むと、ダフリやすくなります。

 つまり、アプローチにおけるトップやダフリは、ボールの行方を追いかけたり、ボールの捉えどころを見すぎたりして、頭が動いてしまうことで起こるわけです。ですから、そういった点を修正できれば、ミスは減る、ということです。

 ポイントとなるのは、アドレスの前傾姿勢を崩さないようにして打つこと。そうすれば、構えたところにクラブは戻ってくるので、ダフリやトップは出なくなります。

 ただ、アプローチの場合は、ドライバーやミドルアイアンなどのショットに比べてスイングスピードが遅いので、頭を動かさないようにしようと思っていても、ボールを見すぎてつい動いてしまいがちです。

 そこで、前傾姿勢を崩さないために、バックスイングからインパクトまで"アドレスした時の顔(頭)とボールの距離を変えない"というイメージを強く意識してみてください。

 前傾姿勢を作ったら、それが変わらないように打つ――そうやってシンプルに考えたほうが、トップやダフリも出ないと思います。

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