女子ツアー序盤戦を永久シードプロが分析。今季も躍動する実力者6名は「ここが変わった」

  • 古屋雅章●取材・構成 text by Furuya Masaaki
  • photo by Getty Images


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2000年4月17日生まれ。千葉県出身。身長158cm。血液型O型。
ツアー通算2勝。2022年シーズン最高位2位タイ。トップ10入り3回。
メルセデスランキング11位。賞金ランキング11位(獲得賞金1804万3333円)。

「力強いスイングで、パッティングも上手い。いわゆるアスリート的なゴルフをする選手です。性格的にはいい意味でわかりやすいタイプで、"負けたくない"という気持ちを持ちながらも、露骨に敵愾心を出すようなこともせずに戦っていける選手です。

 自分に負けないようにゴルフをするタイプと、勝利をつかみにいって本領を発揮するタイプといるけれど、彼女は後者。だから、見ていて魅力的なプレーヤーだと思います。

 彼女が初優勝した時に、あとで『どんな感じだった?』と聞いたら、『いやぁ、そりゃ心中穏やかではなかったですよ』と言っていました。そういうネガティブな部分は隠す人もいるなかで、それをサラッと言える爽やかさがまた、いいんですよね。

 負けず嫌いがゴルフにおいては邪魔をすることもありますが、そういう自分の弱さや恥ずかしい部分を認めることができたうえでの負けず嫌いなら、ゴルフにもプラスになるでしょう。今季はパーオン率が悪いので、今後もう一段、全体のレベルを上げるためには、アイアンショットの精度をよくすることが必要かな、と思います」

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