【木村和久連載】練習場に足しげく通うようになって...。その楽しみを改めて実感する

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 さしずめ、今なら日本ハムファイターズの新庄剛志監督の気分でしょうか。ビッグボスは選手を選び、私は14本のクラブを選ぶ。感覚は似ています。

 特に注意すべきは、ウェッジ類です。これからの季節、芝が生えてラフがきつくなっていきます。その時、どういうウェッジを選択するかが、大きなポイントになります。

 今までの経験則上で語ると、シャフトはスチールがよろしいです。草(の抵抗)に負けないからです。流行りの飛ぶ系は、性能は優れていますが、どうしても距離感のイメージが出しづらい。やはりウェッジは従来型で、自分と相性のいいものを探して使っています。

 そうやって、いろいろと選別して実際のコースで打ってみる。期待を裏切れば、"2軍に降格"。また、新たな"新人(クラブ)"をスカウトするわけです。

(2)新たな発見も...
 仕事柄、試打モニターで使うクラブもありますが、やっぱり、自分の小遣いで買ったクラブのほうが愛おしいです。だって、それを見初めて、惚れたわけですから。

 昨年購入したショートUT(ロフト45度)があります。これ、期待にそぐわず、大暴れして困っていました。"ここぞ"という時にボールが上がらず、トップをしてしまう。グリーンを狙ってのトップは、OBや池ポチャになる可能性が高く、ゴルフになりません。

 そこでどうしたものかと、ショートUTを練習場につれていく日々。すると、あることに気づきました。ひょっとして、もっとハンドファーストに構えれば、トップしないのでは? と。

 試しにやったら、実にいい球が出るようになりました。練習場に行くと、こういう創意工夫が楽しいのです。

「最近、練習してないなぁ~」という方、久しぶりに練習場に行ってみてはいかがでしょうか。新たな楽しさが発見できるかも...。illustration by Hattori Motonobu「最近、練習してないなぁ~」という方、久しぶりに練習場に行ってみてはいかがでしょうか。新たな楽しさが発見できるかも...。illustration by Hattori Motonobuこの記事に関連する写真を見る

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