渋野日向子が改めて痛感させられたこと。米ツアー最終予選会の2週目へ自ら語った課題

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 まだ改善しないといけない点もあるけれど、全体的によかった。そのなかで、パッティングが微妙なのも入ってくれて、すごく助けられた。ミスヒットが減った分、自分の打ち出したいラインに乗せることができて入ってくれた。

 初日もチャンスについていることが多かった。けど、パッティングで......。1m、2mを2、3回外していて、昨日もパーパットがめっちゃオーバー。今日はとりあえず冷静に、下りでも狙っていかずにジャストタッチでやったのがよかった。

 ギャラリーが増えた? 遠くから来られた方や、日本から来られた方もいるみたいで、ありがたいです。試合感が出て、みなさんの応援がすごく力になった。本当にありがとうございます」

 調子を取り戻した渋野は、4日目も「苦手なので......」と話していたフォールズコースを見事に攻略。5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの「69」と、さらにスコアを2つ伸ばしてフィニッシュした。

「自分のマネジメントのミスで(5番パー5で)ダボってしまって情けないなと思っていたんですけど、そのあとしっかり切り替えられて、2アンダーで回ることができてよかったと思います。

(最終予選会に向けての)プレッシャー? めっちゃ、ありました。初日が終わって81位タイというのを知った時は、『はっ!?』みたいなショックを受けて、初っ端なからドーンってきて、2日目にはズーン、みたいな。

 始まる前は、1個のミスとか、一日悪くてもそれ以外で取り返せるからみたいなことを言いましたけど、やっぱり1個のミスでも、一日でもスコアを落としてしまう日があると全然違うので、改めて一打も、一日も無駄にできないなと思いました。

 いつものトーナメントとの違い? 無理にパー5は狙わないことです。ギリギリ狙っていけるところでも、ここは違う、ここは違ったなと感じたので、(狙うか、狙わないか)そこのメリハリはちゃんとしないといけないな、と。

 やっぱり、なるべくダボとか打たないようにしないと。(自分は)4日間で3回も打ったんですよね。3回はやりすぎ。最近、やってねぇんだけどなぁ、もったいない......」

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