【木村和久連載】コロナ禍にゴルフを始めたビギナーのみなさんへ「100切りの心得」 (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 驚いたのは、中古ドライバーの充実ぶりです。有名メーカーのユーズド品が1万円台から売られているのです。ゴルフ歴40年の私も、思わず購入したくなるほどでした。

 ただ、ビギナーの場合、中古ブランド品といっても、何が自分に合うのかわからないもの。鳥かごで試打してデータを出されたとしても、本当に納得できるかどうか。

 それでも、ここでは『GOLF5カントリー オークビレッヂ』という系列コースを利用しての"ゴルフデビューツアー"を実施しています。5500円(税込み)で、現地でのレッスンと練習、そして3ホールのラウンドを手ぶらでできる優れモノです。

 こういうのを利用して、自らに合うクラブを見定めたり、自分のスキルをどんどん上げいったりするのもいいでしょう。

 ゴルフをするきっかけは、これまでは親や友人、会社の上司に誘われて、というのが多かったと思います。ゴルフを教えてくれるのも、そうした関係がほとんどでした。

 しかし、少子化の時代となった現在、そういった村落共同体的なつながりは希薄になりました。結果、スクールに単独で申し込み、ひとりで黙々とスキルアップしていく、そういうビギナーも増えているみたいです。

 そして、ショップやスクール主導で、ラウンドレッスンやコンペに参加すれば、それなりに充実したゴルフライフが送れるってものです。

 そうやってスクールからゴルフを始めるよさは、最初からきちんとしたスイングを学習し、習得できる点です。いまだにひょっとこスイングの私は、女性のきれいなスイングを見て、何度も羨ましく思いました。どうせ覚えるなら、基本をしっかり、は鉄則です。

 さて、見事ゴルフ場でのデビューを飾ったビギナーたち。実はここからが長い戦いの始まりです。スコア100を切るために要する時間は、平均3~4年と言われています。そして、100を切るまでに必要なラウンド数は、20~30ラウンドだそうです。

 もちろん、毎週練習し、毎週ラウンドする人は、半年以内で100を切れるでしょう。でも、たまにしかラウンドしない人は、10年経っても100を切れない。実際、そういう人は結構います。

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