【木村和久連載】誰にでもいつか来る引退の日。ゴルフを続けるメリット (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 エキサイティングだったのは、なんといっても中国です。ちょうどバブル真っ盛りで、高級外車に乗って来たオジさんが、携帯電話片手に喋りながらスイングすると、見事な空振り......って、志村けんさんのコントのようなことが本当に起きていて、笑いを堪えるのが大変でした。

 中国は過去5回行って、そのうち2回はゴルフをしました。たぶん今行ったら、また新しいことに驚くんじゃないですか。そういう意味では、変化が著しい国だと思います。また、機会があれば、行ってみたいです。

(2)仲間が増える
 個人的には、さほどお酒は飲まないので「今度、一緒に飲みましょう」と言っても、たいがい社交辞令で終わってしまいます。けど、「今度、ゴルフでも」と言ったら、即座に「じゃあ、いつ空いていますか?」といった感じでとんとん拍子に話が進みます。

 しかも、親睦ゴルフの場合、必ず2次会を行なうので、新しい友達も増えるし、長続きします。

 おかげで、そこから仕事に結びついたことも数知れず。というか、ゴルフをしている人と仕事をするのは楽です。難しい仕事をやっても、「これが終わったら、一緒にゴルフしましょう」という話になりがちですから、共通の目的ができて、すこぶる仕事がスムーズに進む場合が多いです。

 また、ゴルフは相手の性格を知るうえで、一番わかるツールかもしれません。頑固だ、協調性がある、社交的、悲観的......とか、いろいろなことがわかったりします。相手の性格を把握すれば、その方との仕事の対処方法も自ずとわかる、というものです。

 昔から言われているのは、結婚しそうな相手がいたら、「一緒にゴルフをすればいい」ということ。さすれば相手の本当の性格がわかりますからね。

 だからといって、実際に相手の性格がよくわかってしまい、縁談話を断る――というのは、現実的にはなかなか難しいかもしれませんが......。

(3)生涯スポーツとして役立つ
 過去にいろんなスポーツやレジャーをしましたが、残ったのはゴルフです。あとは、散歩くらいでしょうか。

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