【木村和久連載】全盛期をすぎた「オフピークゴルファー」について考える

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 アマチュアの場合、50歳になってもシニア競技に出られませんが、60~65歳ぐらいになると、各倶楽部のシニア競技に参加できます。そこを目指すのも悪くないでしょう。

 さらに70歳あたりから、グランドシニア競技を設定しているコースもあり、オフピークになっても、まだまだ現役でがんばれます。

ゴルフは腕前を上げることも大事ですが、どれだけ長く楽しめるかということこそ、重要な気がします。illustration by Hattori Motonobuゴルフは腕前を上げることも大事ですが、どれだけ長く楽しめるかということこそ、重要な気がします。illustration by Hattori Motonobu そういう意味では、ゴルフは息が長く、まさに生涯スポーツと言えるでしょう。

 結局のところ、ゴルフの"オフピーク"というのは自らが自覚した時点、そこからが"オフピーク"になるのではないでしょうか。長い人生、仕事も、趣味も、フルスロットルで飛ばし続けることは不可能ですからね。

 ともあれ、30代、40代、50代では付き合い程度のゴルフで、60歳になって定年を迎えてから一気に目覚めて、トップアマになった人もいます。

 反対に、学生時代にゴルフ部で自らの全盛時代を極め、その後はただのアベレージゴルファーになってしまった人もいます。

 いずれにせよ、腕前は二の次。いかにゴルフを楽しめるか。それが、ものすごく重要な気がしますね。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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