青木コーチから「卒業」した渋野日向子が激変。「攻めないゴルフ」も実践 (3ページ目)

  • 柳川悠二●取材・文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

 およそ2カ月のオフを挟み、新たな渋野の船出が今回のダイキンオーキッドレディスだった。新型コロナウイルスの感染拡大によって3カ月遅れとなった昨年の開幕戦では、予選落ちだった。そのことを思い返せば、まずまずのスタートと言えるのではないだろうか。

 最終日を3バーディー、4ボギーで回った渋野は、13位タイという結果を受け「悪いところが全部出た」とも振り返った。

「パー5で(2つのバーディーを)取れましたけど、ティーショットが左にいく場面もありましたし、ちょっとスライスの感じでもありましたし、アイアンに関してもまだまだ練習をしないと......。

 パッティングは、1mぐらいのは打てていたなと思いますし、外してもおかしくない微妙なパットが入っていたので、なんとかこのスコアで回ることができた。合格でもないし、不合格でもないかな」

 昨年からの"変化"が、渋野にとって"進化"であるのか――。それが問われる2021年となる。

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