安田祐香の決意。「線が細くてもプロで戦っていける」ことを証明する (3ページ目)

  • 柳川悠二●取材・文 text by Yanagawa Yuji
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

――「プロとして"線が細い"」などと指摘するメディアをよく目にしますが、誰よりご本人が気にしているであろうことを、わざわざ指摘しなくても......と常々思ってしまいます。

「ハハハハッ(笑)。そうした声も気にはしていますけど、成績を残すことができれば、線が細くてもプロとして戦っていける、と証明できると思っています」

――"線が細い"とはいえ、トレーニングはきちんと消化されています。

「高校生の頃は、重い器具を使ったトレーニングもやっていましたけど、現在は負荷を減らし、自重(じじゅう)を使った腹筋や体幹トレーニングがメインで、とにかく自分の体格に合ったトレーニングを心がけていますね」

――ところで、残念ながら成人式は開催されなかったそうですが、昨年12月24日に20歳になって、何かしら心境に変化はありますか。

「私としては、ずっと子どもでいたいんですけど(笑)、それも無理な話なので、しっかり責任を持って生活していきたいと思っています。お酒は梅酒が好きです。本当はお店とかで飲みたいんですけど、今はそれができないので、ゆっくり飲める日が来ることを心待ちにしています」

(つづく)

安田祐香(やすだ・ゆうか)
2000年12月24日生まれ。兵庫県出身。身長163㎝。血液型O。アマチュア時代からプロツアーで上位争いを演じてきた『ミレニアム(プラチナ世代)』の代表格。プロデビューとなった2020年はケガなどもあって、不本意な成績に終わったが、2021年での巻き返しが期待される。2020-2021シーズン現在の賞金ランキング56位(獲得賞金821万2266円)

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