【木村和久連載】コロナ禍でゴルフの年間スケジュールを再考してみた (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 クラブ競技って、1回出なくなると、不思議なもので、また「今月も休むか」となってしまう。「どうせ90台のスコアだし、表彰式に出る機会はないだろう」「なら、ジャケットを着ていく意味もない。じゃあ、行くのをやめよう」とね。

 そうやって、いつしかクラブ競技に出なくなり、友人との遊びラウンドだけになってしまいました。

(4)コンペスケジュール
 クラブ活動をやめると、ゴルフのスケジュールはコンペが中心になります。今はだいぶ減りましたが、最盛期には年間20回ぐらいですか。大小、さまざまなコンペに参加していました。自由業だから、平日に都合がつくので、みんな、誘いやすかったのでしょう。

 ところが、昨年から新型コロナウイルスが蔓延し、そのコンペが激減しました。今年に入ってもその状態は続いていて、大人数で集まるラウンドはまったくありません。

 今は人知れず、仲間内数人がこっそり集まってラウンドするか、取材でのラウンドのみです。

(5)モチベーションの問題
 要するに、ゴルフはモチベーションの問題です。

 コロナ禍にあって、なかなかゴルフはやりづらい。もしやったとしても、SNSなどに投稿するのはためらってしまいます。どこから矢が飛んで来るかわからない時代ですから。

 けど、ゴルフ場の営業成績はすこぶるよろしい。お客さんは結構入っているのです。そうなると、自粛している自分がアホらしいと感じてしまいますよね。

 まあでも、春になれば、堂々とゴルフができるはずです。あと、ほんの少しの辛抱ですよ。

 今は逆に、プレー代2、3回分が浮いたと考えて、その予算でニューギアを買うとか、行きつけの練習場でワンポイントレッスンを受けるとか、何かしら前向きなことはやりましょう。

(6)プロにはオフがある
 ゴルフを通年の遊びと思うのは、アマチュアのみです。プロの世界には、必ずオフシーズンがあります。

 一年間のスケジュールを立てて、ある時期は休んだりして調整期間にするのは、お決まり事。だから、アマチュアも一年中ゴルフをやるのはどうなんでしょうか。

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