【木村和久連載】混んでいるコースで、気持ちよくラウンドするには? (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 あと、『ひとり予約』を使ってエントリーした場合でも、組み合わせで4人になるケースが多いです。「2サム保証」と記されていない限り、コース側は詰め込んできます。

 混んでいるコースであれば、なおさらです。「2サム保証」をしていないことが多いですし、スタート直前に誰かが入ってくる可能性も十分にあり得ます。

(5)昼休みも長い
 混んでいるコースによく行かれる人は何度も体験していると思いますが、そういうコースの昼休みは長いです。通常40分ぐらいなのが1時間以上、というのがざらです。

 個人的には、長い昼休みのほうがゆっくりできて好きです。同伴メンバーと冗談を言いながら、「19番ホールはどこに飲みに行く?」などといった話で盛り上がるのが楽しいです。

 ただ、余りにも昼休みが長いと、午後のスタートも当然遅れてくるので、今の時期は日没が心配になります。ゴルフ場はそうならないように管理していますが、予想外の遅さも起こり得ますからね。

 では、その"予想外"とはどういったものか。

(6)余りにも遅い組がいる
 いつも混んでいるコースは、万遍なく渋滞しています。けど、ごくたまに、極端に遅い組がいるケースがあります。それが、前の組だったりするとたまりません。

 ロングホールなどで、前方が開けているレイアウトがあるじゃないですか。そこで、前方を見渡してみると、前の組の先がいない。ガラガラでグリーンも空いている。「なんだよ、渋滞の原因は前の組じゃないか!?」とね。

 こういう時は、ナビゲーションパネルからマスター室に連絡するか、携帯電話でフロントに連絡するかして、事情を説明しましょう。すると、程なくマーシャルがやってきて、前の組に進行を早めるように促してくれます。

 大切なことは、決して自ら注意しないことです。トラブルの原因になりますからね。

 結局のところ、昔から「長いモノには巻かれろ」と言われていますから、渋滞にも巻かれるしかないのかもしれません。

 ゴルフは丸一日かけてやるもの。なんだかんだ言っても、日没にはケリがつきますから。そうして、ラウンド後はアフターゴルフを思い切り楽しみましょう。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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