【木村和久連載】ゴルフの平日会員権の疑問。メリット、デメリットは?

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 ゴルフ場は、アクティブメンバーが2割もいれば御の字と言われています。だいたい、月例などの競技参加者は、A組(ハンデ12以上)、B組(ハンデ13以下)に分けて、スタートもアウトとインで分けたとしても、トータル50組(18ホールの場合、約200名)を越えることはないです。

 もしあったら、出場枠満杯ということですが、私がかつて所属していたコースではなかったです。コースに10時前に行って受付しても、競技に参加できました。

 さて、平日会員の話に戻しましょう。

 正会員は週末にふらっとひとりでコースに行っても、メンバーと一緒の組み合わせでラウンドできる気軽さがあります。けど、平日会員の場合はそうはいきません。

 もちろん制度的には、平日にふらっとひとりでコースに来ても問題はありません。でも、肝心な、お相手をしてくれるメンバーがいないのです。

 平日にひとりで来るメンバーは非常に少ないです。そうなると、仕方がないので、どこかの2サムのビジターに組んでもらうことに......。

 すると、そのカップルは「せっかくふたりでラウンドできると思ったのに、変なオジサンが紛れ込んできた」と心の中で文句を言って、迷惑そうな視線を投げかけてきます。

「おいおい、こっちはメンバーだけど」といった顔をしたところで、「あの人、友だちいないのね。可哀相」と同情されたりするんですな。

ひとりでふらっとコースに行ってもプレーできるのがメンバーの醍醐味ですが、平日だと肩身の狭い思いをすることも...。illustration by Hattori Motonobuひとりでふらっとコースに行ってもプレーできるのがメンバーの醍醐味ですが、平日だと肩身の狭い思いをすることも...。illustration by Hattori Motonobu

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