来春こそ悲願達成なるか。ロリー・マキロイのマスターズに賭ける思い

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Getty Images

「(第2ラウンドからの)54ホールでは、ボギーが2つだけ。そこは、ポジティブに考えたい。この54ホールは、オーガスタにおける僕の最もいいプレーだった。来年春の挑戦が待ち切れない」

 マキロイは早くも2021年4月に開催されるマスターズへ目を向けて、同舞台でのリベンジを誓った。はたして、悲願の"キャリア・グランドスラム"達成はなるのか、注目である。

 さて、2019-2020シーズンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時ツアーが中断。いくつかのトーナメントも中止を余儀なくなれた。ただそんななかで、マキロイにとってはハッピーな出来事があった。9月、自身のインスタグラムで、エリカ夫人との間に長女となるポピー・ケネディちゃんが誕生したことを報告。コロナ禍にあって、生まれたばかりの愛娘と貴重な時間を過ごすことができたそうだ。

「まずは2カ月ほどゆっくり過ごしたい。娘の成長を見るのも楽しみでならないからね。その後、しっかりとトレーニングも行なって、ゴルフの状態を万全にして来年の戦いに臨みたい」

 マスターズの戦いを終えて、そう語ったマキロイ。年明け初戦では、欧州ツアーのアブダビHSBC選手権(1月21日〜24日/UAE)の参戦を予定している。そこから"キャリア・グランドスラム"達成への新たな挑戦が始まる。

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