2020.11.26

【木村和久連載】たった1本の新クラブ導入でラウンドが楽しくなる

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(3)試打しやすいのは有名ブランド
 結局のところ、世に一番出回っているのは、国内外の有名ブランドのクラブです。その分、試打するのも容易ですから、そういうクラブを愛用するのがよろしいんじゃないでしょうか。

 私のようにニッチなブランド好きだと、クラブを探すのにひと苦労。ゆえに、試打することもなかなかできません。仕事のラウンドなどで、たまたま関係者が持っていたから試打ができたりするわけで、一般的にはニッチなクラブ嗜好に走ると、かなりのハンデを背負うことになります。

(4)プロ愛用クラブに対する所望の変化
 最近のPGAツアー選手の使用クラブは、ほとんど外国ブランドで、日本メーカーのクラブは少なくなりました。シャフトはまだ、日本メーカーもがんばっていますが......。

 さて、アマチュアのギアは当然、ツアー選手仕様とは別の扱いになります。これは、自動車レースと一緒。なんぼF1グランプリで優勝した車とはいえ、そのスペックで一般道路は走行できませんし、素人には簡単に扱えません。

 車も、クラブも、プロと仕様が違うので、アマチュアへの影響は限定的だと思います。

 ですから、PGAツアープロが使っているから、といった謳い文句でクラブを売ることには限界を感じます。ブライソン・デシャンボー選手がいくら活躍しても、彼の個性的なクラブを使おうとするアマチュアは、稀だということです。

 日本のクラブ販売における戦略が変わったのは、宮里藍、横峯さくら両選手が宣伝するようになってから。それまでは"AON(青木功、尾崎将司、中嶋常幸)"全盛で、力強いパワーゴルフが主流でした。

 それが、等身大の女子プロがさわやかにプレーして、ビッグドライブを見せる――それによって、「オレよりヘッドスピードがないのに、あれだけ飛ぶんだ!?」「じゃあ、買ってみようかな」となったわけです。

 今は、若手の美人女子プロ&アマがたくさんいます。しかも、みんなレベルが高い。お気に入りの選手がいれば、アマチュアの我々としては「彼女たちが使うなら、我々も」という発想でもいいんじゃないですか。