【木村和久連載】たった1本の新クラブ導入でラウンドが楽しくなる (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 ところで、仲間内でこんなケースがありました。

 知り合いのAさんが、ギアではなく、ボストンバッグを購入。ブランドもので、それなりの値段がするバッグです。すると、それを見たBさんが、まったく同じブランドの型で、同じ色のボストンバッグを買いました。

 両名は月に1回、他の仲間を含めて一緒にラウンドする仲です。そしてその際、Bさんが仲間たちに向かって「いいでしょ。Aさんと同じバッグを買ってしまいました」と自慢げに見せたのです。

 困惑するのは、Aさん。「別に買っていけないわけじゃないけど、よく会う仲だと、いろいろと誤解が生じるでしょ」と困り顔を浮かべます。

「安くするために、一括で購入したのか」とか、「男同士でペアルックって、何かあるんじゃないか」と、詮索されかねませんからね。

 ゴルフ関係では、真似していいのはギアやボール、シューズ、手袋まででしょう。バッグやウエア、そしてマーカーまで一緒だと、よからぬ想像をされるかもしれませんからね。ご注意を。

(2)ニューギアはどこで試せばいいか
 気になるクラブを新たに見つけると、それが自分に合っているかどうか、すごく気になります。量販店でも試打できますが、鳥かごでの試打で、コンピューターによってデータを計測するので、リアルな球筋は見えません。

 そこで、試打をするなら、実際に打球の行方がわかる大型練習場に行くことをお勧めします。近所にそういう場所がない場合は、パソコンやスマホなどで探して、休みの日に行くか、あるいはゴルフ帰りに立ち寄るテはあります。

 大型練習場では、試打クラブが豊富にそろっていますし、メーカーもこぞって試打会を開催しています。言うまでもなく、試打クラブの在庫の有無、試打会のスケジュールなどは、あらかじめホームページなどでチェックして訪ねるようにしましょう。

 あと、大手ゴルフチェーンが運営しているコースは、ショップが充実していて、試打クラブも数多くあります。コースのショップは、人気商品が試打できるケースがほとんど。そのままラウンドに持ち出して、思う存分、試打してみてください。

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