【木村和久連載】19番ホールを楽しもう。ラウンド日の有効な活用方法 (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 そこで、最初から飲むのなら......と考えついたのが、電車でゴルフ&飲み会です。これは、誠にすばらしいシステムです。

 行き帰りは、電車に乗っていればいいので、体力の温存ができます。しかも駅前には、おおよそ飲める場所があるので、超便利です。

 過去によく飲んでいたのは、埼玉の飯能駅前。ここの駅前には、有名な居酒屋があって、そこに行くのを楽しみにして、ラウンドしていたものです。

 他には、千葉の大網駅前。特急電車を待っている間に飲むのですが、ついつい飲みすぎて、目当ての電車が行ってしまう、なんてことも。「じゃあ、次の電車が来るまで飲むか」となって、延々帰れないことがありましたが、それもまた、楽しい思い出です。

 あと、西武線の秩父駅。ここは、駅の付帯施設が飲み屋街になっていて、特急電車を待っている間に、どうしても一杯やってしまいます。近頃、日帰り温泉も出来ちゃって、そこに寄ったらもう、なかなか帰れないですよぉ~......って、うれしい悲鳴ですな。

●究極は電車内で宴会
 電車でゴルフの場合、どこかへ立ち寄る時間がない時は、電車内で飲み会を開きます。茨城の友部駅から東京駅まで、およそ1時間半。その間、座席をクルッと回転させて、オヤジ4人でボックス飲みとか、よくやりました。

 今は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、座席の回転はできませんが、あれをやると、妙な親近感というか、狭い居酒屋空間が出来上がって、変に楽しいんですよね。

 ラウンドを終えて、駅前や駅構内のコンビニなどでお酒とおつまみをしこたま買って、電車に乗った瞬間、即宴会開始。ほんと、たまりません。

 けどこれ、比較的空いている常磐線だからこそ、できるんです。例えば新幹線じゃあ、ビジネス客が多いですから、みんな疲れていて寝ているでしょ。そこで宴会なんかしていたら、かなりの迷惑ですからね。

 それに比べて、平日の常磐線は夕方の上りなら、特急でも空いていることが多いです。おかげで、迷惑をかけることなく宴会を楽しめるわけですな。

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