【木村和久連載】ゴルフ倶楽部の居心地。
その善し悪しを決めるのは?

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 車を運転していく場合、ジャケットの背中部分が皺になってしまうでしょ。車に乗った段階で、すでに邪魔者扱いです。だから、脱いで運転する人もいます。

 しかも、メンバーコースの平日は、競技もなく、パーティーもありません。それでも、フロントでチェックインする時にだけ、ジャケット着用を強いられるのです。あとは、ロッカーに仕舞われてしまうのに......。

 自動チェックイン機を使ったら、フロントにすら行きませんからね。機械のためにジャケットを着るのか!?って思っちゃいますよ。

ジャケット着用において、ここまで厳しくされるのはどうかと思ってしまいますが...。illustration by Hattori Motonobuジャケット着用において、ここまで厳しくされるのはどうかと思ってしまいますが...。illustration by Hattori Motonobu ただ一方で、全員がジャケットを着ていなきゃ嫌だ、という"制服フェチ"の方もいたりします。そういう方は、会員権価格が500万円以上する名門コースに入会されるのがいいでしょう。ジャケット義務の"圧迫プレー"をたっぷりと堪能できますから。

(2)融通が効くコース
 例えば、コースに朝早く着いて、「スタート前だけど、先に出してよ」とお願いしたら、7時半くらいにササッとラウンドさせてくれるとか。さらに、ハーフを上がってきたところで、「スルーで回りたいんだけど」と頼んだら、「あそこの2サムのあとならなんとか」と言ってくれるキャディーマスターがいたら最高です。

 こちらのわがままをどれだけ聞いてくれるのか? それこそ、メンバーの醍醐味ですからね。

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