永井花奈がお悩み解決。ダフり、トップをなくす50ヤードのアプローチ (2ページ目)

  • 古屋雅章●取材・構成 text by Furuya Masaaki
  • 小内慎司●撮影 photo by Kouchi Shinji

◆ダフる原因
 飛ぶ人と飛ばない人で差があると思いますが、アマチュアの人であれば、サンドウエッジのフルショットで、80~90ヤードぐらいでしょうか。残り50ヤードというと、その半分の距離になるので、サンドウエッジのハーフショットでいいわけです。

 ハーフショットにおいては、おおよそトップは右肩で、フィニッシュが左肩という振り幅になりますが、ダフッたりしている人のほとんどは、トップの位置が右肩よりも高くなっていることが多いです。そうなる原因は、「距離が届かないのでは」といった不安感から、バックスイングで勢いがつきすぎてしまったり、無意識のうちに高く振り上げてしまったりするからでしょう。


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ハーフショットの振り幅は、トップが右肩、フィニッシュが左肩ハーフショットの振り幅は、トップが右肩、フィニッシュが左肩

 でも、50ヤードという距離は思ったよりも短いので、ダウンスイングからインパクトにかけて、「このまま打つと大きい」と咄嗟に感じて、途中でスイングを減速したり、インパクトの強さを弱めたりしてしまうんですよね。

 この、ダウンスイングでスイングスピードが減速することを"緩み"と言います。そうして、スイングが緩むと、クラブの軌道が変わってしまい、ヘッドが落ちるとダフり、ヘッドが持ち上がるとトップになってしまうんですね。

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