渋野日向子がアメリカの芝に泣かされた。「1mのパットでも緊張した」 (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

 そして次週は、いよいよメジャーのKPMG全米女子プロ選手権(10月8日~11日/ペンシルベニア州)。今回の海外転戦の締めくくりとなる。

「Qスクールがなくなって、私が米ツアーで戦うためには出場できる大会で優勝するしかないんですけど、今回は(自分が)実力不足すぎて、なかなか優勝とか考えられなかった。今は出させていただける試合で一生懸命戦うだけ。ですから、メジャーは大事ですけど、(他の試合と)意識は変わらない。あと1試合、いろいろと勉強して、いい気持ちで日本に帰りたい」

 アメリカ本土に移動してからの3戦は、予選落ちなし。ショット自体の調子は上がっている。今大会でも、初日のハーフで「29」の好スコアをマーク。渋野らしい爆発力は健在だ。ショット、パット......すべてがかみ合えば、上位進出のチャンスは十分にある。最後の大一番で、満面の"シブコ・スマイル"が見られることを期待したい。

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