原英莉花「ボギーから身体がウズウズした」。初挑戦の「まぐれ」から女子OP優勝へ (3ページ目)

  • 柳川悠二●取材・文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

 でも今は、強い気持ちを持って練習に取り組めば、上には来られるんだというふうに感じています。(畑岡と)同じトロフィーを持っていることが誇りです。まだまだ差はあると思うけど、一歩一歩詰めていければいい」

 国内メジャーを勝った「黄金世代」は、4勝の畑岡、1勝の渋野に続いて3人目だ。さらに、原がこの大会で得たのは"日本一"の称号とともに、3年間のシード権である。畑岡や渋野のように、海外に目が向くのは自然かもしれない。

「大きいですね。海外で戦いたいという気持ちはある。(米女子ツアーの)QT挑戦など、向こうで戦うことに対しての悩む材料ができたことが幸せです」

 ツアー史上最長となる6761ヤードのコースを、原という大器は攻略した。それは、世界へ羽ばたく足がかりともなるはずだ。

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