日本女子オープン、笹生優花ら台頭する若手を百戦錬磨の申ジエも警戒 (2ページ目)

  • 柳川悠二●取材・文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

日本女子オープンに挑む笹生優花日本女子オープンに挑む笹生優花 その躍動する若手の代表格となる"女ウッズ"こと笹生は、真夏の連戦を経て、試合が1週空いたことを前向きに受け止めていた。初のメジャータイトルへの期待も高まる。

「ちょこっとだけ休めたのがよかった。(休日には)髪を切りました(笑)。女子オープンはすごくヒストリー(歴史)がある大会だと思う。楽しんで、まずは予選通過できるように。勝つとか負けるとかを意識するのではなく、勝てるようにがんばるだけ、というのは毎試合同じです」

 9月の日本女子プロ選手権を制した永峰咲希は、優勝スコアを「20アンダー前後」と予想していたが、笹生はメジャー仕様のコースセッティングに警戒心を抱いていた。

「優勝スコアは......自分では予想がつかないです。メジャーの試合なので、ビッグスコアは簡単には出せないと思います。距離が長いし、ラフも長い。フェアウェーでミスしたら難しいと思います」

 大会史上最長のコースに対して、飛距離という絶対的なアドバンテージを持つ笹生とて、油断も慢心もない。初のメジャータイトル奪取に向け、笹生はあくまで自然体を貫こうとしている。

2 / 2

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る