【木村和久連載】新たなゴルフの世界が広がる「ひとり予約」の魅力 (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 ここで、予約のコツなどを少し伝授したいと思います。

(1)確実にラウンドしたい場合
 ひとり予約のラウンド確定は、プレー前日の夕方です。ですから、4人空いている予約欄に申し込むと、プレーが確定しない恐れがあります。ひとりでラウンドさせてくれるコースは、ほとんどありませんからね。

 そうならないためにも、すでにひとり、ふたりと知らないオジさんがエントリーしているところに、相席を申し込めばよろしいのです。多くの場合、ラウンド確定は「2人から」になっていますので、それで、ほぼ確実にラウンドできます。

 見知らぬ方とのラウンドになりますが、わりと常連の方が多いので、みなさん愛想がよろしいです。別にプライベートを詮索されるようなこともなく、腕前もおおよそ予想の範囲内です。わりと楽しいですよ。

(2)コースによってバラツキがある予約日
 ひとり予約が可能なコースは全国で1000もありますが、ひとり予約可能なスケジュールは、月に1組だったり、毎日5組受け付けていたり、コースによってさまざまです。

 ですから、狙いは、頻繁にひとり予約のスケジュールを取っているコースです。そこに狙いを定めて予約をすれば、スケジュール枠内の好きな時間帯に予約ができるし、ラウンド決定の確率もグンと上がります。

(3)第二のホームコースに
 関東だと栃木や茨城あたりで、平日毎週のように『1人予約ランド』を使ってラウンドをしているシニア層がたくさんいます。プレー代は、ランチ付きで3980円というのがざら。年金生活を送っていても、あまり負担にならない料金でプレーを楽しめるってものです。

 ホームコースを持って月例に出ることなんて、もうだいぶ前に卒業した。今は健康のために淡々とラウンドし、いつか訪れるエージシュートのチャンスに備えたい――そういう人が実に多くいるんです。まさに"ひとり予約族"ですね。

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