渋野日向子「緊張しなくなった」。アメリカで取り戻してきた自信 (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

「昨日(初日)、出だしがすごくよかったなかで、1アンダーまで落としてしまったことがすごく悔しかったんですけど、今日はトータル3アンダー、ボギーも1つに抑えられてよかった。ただ、今日は本当にたくさんチャンスにつけられていたにもかかわらず、パターをかなり外してしまって......。詰めが甘いというか、自分らしいというか、ほんとダサいなと思いました。

 それでも、ショットに関しては、今年に入って一番よかったのかなという内容。(グリーンの)サイドにピンが切ってあっても、しっかりと狙っていけた。ショートアイアンでも、1クラブ(番手を)上げて抑えて打つことで、バックスピン量を減らせるので、そこを意識しながらやっていったら、チャンスにつけられた。

 日本(の開幕戦)で予選を通過できず、イギリスでも(予選通過)できず......。先週やっと予選を通過できて、(そこでの)いいところを今週に持ってきて、悪いところは調整してこられた。アンダーパーで最終日を迎えられるのは、すごくうれしく思う。

 ショットもよくここまで戻ってきたな、と。口には出さないですけど、心の中で『チャーシューメン』と言いながら、ここまで36ホールを回ってきた。それが、本当にマッチしてくれた。パッティングが入らないことでイライラするところもあったけれど、ショットがいいので、悪循環にはならなかった。ほんと、ショットに関しては自信を持てる内容だったので、(このまま)自信を持ってもいい感じだったと思う」

 最終日は2日目に比べると、ショットがやや不安定だったものの、4バーディー、1ダブルボギーの「70」で回った渋野。通算6アンダー、24位タイで大会を終えた。

「(ダブルボギーとした)3番で"お先に"パットを外してしまって、かなりイラついてしまったんですけど、そのあと、ノーボギーで回れたことは、個人的にはうれしかった。バーディーも3つも取れたし、全体的にはいいラウンドだったと思う。

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