2020.09.15

渋野日向子らしさを随所に見せた。
浮き沈み激しい戦いの中で見えた光

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

(振り切るという点については)途中まで、がんばって振れていた。ドライバーも怖がらずに(振れて)、アイアンもよかった。途中、ちょっとブレて自信がなくなったところもあったけど、そうした状況でも最後までがんばれた。振り切ることに関してはよかったと思います。

(クロスハンドに変えたパッティングも)微妙な距離が入ってくれた。3パットを打っていない。ちょっとずつよくなっていると思った。お菓子? 持ってきたんですけどね、(今日は自分が)嫌いな我慢のゴルフだったので、すごく集中してやっていたんだと思う。それで、お菓子に手をつける余裕がなかった(笑)」

 2日目は一転、苦しいラウンドとなった。3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの「75」。通算1オーバーとして、52位タイまで順位を落とした。

「前半、アンダーで回れてよかったんですけど、後半11番(パー5)のバーディーパットを外してから、流れが悪くなってしまって......。気持ちが切れたわけじゃないですけど、2mくらいのほぼ真っ直ぐのパットで、あれを外したジョックが大きかった。その後は、ショットがことごとくバンカーに入りまくった。パットもなかなか入れることができず、もったいないな、と。

 今季初の予選通過はうれしいです。でも、それより上がりの悪さ(17番ボギー、18番ダブルボギー)、情けない自分にすごく腹が立っている。ドライバーはよく耐えていたかなと思うけど、後半につれて、アイアンショットが力んでしまって......。右へ、左へといって、バンカーに打つ回数が増えた。あと2日間、こんなポンコツなゴルフをしないようにがんばりたい」

 3日目もまた、前日とは一変。渋野は"ムービングサタデー"に相応しいゴルフを展開した。6バーディー、1ボギーの「67」。スコアを5つ伸ばして通算4アンダー、順位も21位タイまで急浮上した。

「昨日の夜、晩ごはんの時に青木(翔)コーチから『明日、60台を出したらステーキをおごってあげる』って言われて、とりあえず60台は出したかった。結果、久しぶりの60台。自分が思っていたよりもいいスコアが出てくれたので、正直びっくりではあるんですけど、すごくうれしかったです。ほんと、絵に描いたようなゴルフができた。