2020.09.10

女子ツアーが新時代に突入。今季
国内初メジャーの「3世代」バトルが面白い

  • 柳川悠二●文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images


練習ラウンドを消化する小祝さくら 一方、前週のゴルフ5レディスを制した小祝は、優勝したその日に岡山へ移動し、月曜日も休まず練習に時間を費やした。新型コロナウイルスの影響で試合のなかった時期に、同コースでの練習ラウンドを行なっており、今季国内初メジャーに向けての準備に抜かりはない。

「私には『メジャーで勝ちたい』とか、『メジャーだからモチベーションが上がる』とかっていうのはないんです......って言いつつ、今思ったんですけど、いつもメジャーを意識していないのってどうなんだろう、と。『メジャーだからがんばろう』とか、『気合を入れなきゃいけない』とか、そういうのが私には必要なのかも」

 小祝は、地元・北海道で行なわれた第3戦のニトリレディスで、笹生とマッチレースを演じたが、最終的には2打差をつけられ、苦杯をなめて涙を流した。その悔し涙が、翌週のゴルフ5レディスにおける歓喜(ツアー通算2勝目)につながった。

「ここ2試合はすごくショットがよかったので、成績を出せたと思う。今週は......まだちょっとわからない。練習ラウンドで調子がいい時は、試合で悪いことが多くて、練習ラウンドで悪かった時のほうが、試合では成績がよかったりする(笑)。今は、あまり練習ラウンドの調子を気にせずやっています」

 昨季、1998年度生まれの「黄金世代」が席巻した女子ゴルフ界は、新シーズンを迎えて、2001年度生まれの「新世紀世代」から笹生という新星が誕生した。さらに、古江彩佳や安田祐香、吉田優利ら2000年度生まれの「プラチナ世代」も、躍動のチャンスを伺っている。

 3世代がしのぎを削り合う新時代の最初のメジャーが、いよいよ開幕する。

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