【木村和久連載】どこまで進化?30年後のゴルフ環境を予想してみる (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(4)スループレー&ナイターゴルフが定着
"コロナショック"でスループレーが増えて、その有りがた味がわかってしまうと、今後はスループレーが当たり前になるかも。新型コロナウイルスの感染予防対策もありますが、コース側としても、スループレーのほうが、午前スタートと午後スタートがあって、スタート枠が多く取れるメリットがありますからね。

 現にこの4月、新しくリニューアルされた太平洋クラブ八千代コース(千葉県)は、スループレー専用コースとしてグランドオープンしました。このように、何かのきっかけで、コースを改造したり、リニューアルしたりしたゴルフ場は、スループレー専用コースに切り替えるのはアリでしょう。

 ナイターゴルフに関しては、一時流行ったものの、ゴルフ人口が減少して下火になりました。でも、都会のゴルフ場がナイターでコースを開放すれば、再ブームの可能性は大いにあります。

 都市部にあるゴルフ場は、おおよそ古い名門コースですが、「うちらは地主だから」とふんぞり返って、一般にまったく開放しないでいることはできません。公益法人化しているコースは、地域に貢献する義務が発生するからです。

 そうしないと、公益法人の認可が下りませんしね。だから、埼玉や神奈川の名門コースには、県民開放デーがあります。

 それと同じ理屈で、都心に住む住人のニーズに応えるべく、都内のコースでも地域住民開放デーがあっても、いいと思うんですよね。それを、ナイターゴルフで開放する、というのはいいんじゃないでしょうか。今は、LED照明なので、電気代も安いですから。

 そうやって30年後、都心でのナイターゴルフが一般化しているといいなぁ~。

(5)空飛ぶ車で移動
 その登場はすでに今、散々話題になっているので、さすがに30年後には、空飛ぶ車が一般にも販売され、それに乗ってゴルフに行く人も出てくるのではないでしょうか。

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