2020.07.01

今年も「黄金世代」が大暴れの予感。
田中瑞希が刺激になったふたりの存在

  • 柳川悠二●文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images/JLPGA提供

「(最終日に向けて)どうなるんだろうと、緊張感というよりは、ワクワクのほうが強いです。プロテストに合格してから初めての試合で優勝争いができるということは、楽しみでしかないです」

 最終日は折り返しまでに2バーディー、2ボギーのイーブンで耐えたものの、後半に入って渡邉と鈴木に並ばれ、16番のボギーで2打差をつけられてしまう。

「大事なところでティーショットを曲げたり、3パットしたり。いい流れを自分で断ち切っていた感じがありました」

 しかし、17番でひとつ返し、18番(パー5)でも、1.5mのバーディーチャンスにつけた。入れば、渡邉、鈴木とのプレーオフとなるパットだったが、ボールは左にスライスしてカップに蹴られ、このホールをパーとした田中は、通算10アンダーの3位タイでフィニッシュした。

「自分にはパット時に緩むクセがあって、スライスラインを右に外してしまうことが結構あるんです。プレッシャーがかかった時にあれが出るというのは、まだまだなのかなと思います」

 とはいえ、最後まで笑顔でプレーし続けた。

「結構苦しかったんですけど、最後はバーディーを取るしかないという思いとか、絶対に落とせないという強い気持ちで、むしろラクにプレーできたのかなと思います」