【木村和久連載】関係者の努力に感服。女子プロツアーがついに再開! (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 大塚会長は、その名字からもわかるように、大塚製薬の創業家の一族の方。私は、株取引をやっているので、少し詳しいです。アース製薬は、大塚製薬(大塚HD)の傘下に入って、経営基盤が強化されました。

 大塚製薬と言えば、大塚国際美術館(徳島県鳴門市)が有名。大塚製薬の創業者・大塚武三郎氏の生まれ故郷で、会社創業の地である鳴門市に、創立75周年記念事業として設立されました。壮大な美術館で、館内は荘厳な雰囲気が漂っています。一昨年の紅白歌合戦で、米津玄師さんが『Lemon』を披露した場所と言えば、おわかりになる方も多いのではないでしょうか。

 この美術館は、名画を陶板複製画として陳列してあり、世界の有名作品がほとんど見られるという、優れものです。いつか、行ってみたいなぁ~。

 そんなわけで、大塚グループは、社会的にもなかなかユニークな活動をしているんですよね。そのDNAをアース製薬も受け継いでおり、採算度外視で興行を開催する――これは、ぜひとも応援したいところです。

 ちなみに、男子の国内ツアー再開日程は、まだ決まっていません。いろいろと噂されていますが、夏の北海道あたりから、という説が強そうです。

 男子ツアーにおいては、新型コロナウイルスの影響で、来季ツアーから撤退するところもあるとか。まだ憶測ですけど、現在も「試合をやるぞ!」と誰も手を挙げていないので、ほんと心配です。

 そんなわけで、いよいよ開催される女子ツアーですが、プロアマ戦は中止。ギャラリーを入れない、無観客試合で行なうことが決まっています。プロ野球もそうですが、当面は無観客で行なって、様子を見るしかないでしょうね。

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